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第39話 嘘をつかないことと、何でも正直に言うことは違う

last update Tanggal publikasi: 2026-09-22 15:32:00

第39話 嘘をつかないことと、何でも正直に言うことは違う

 フェチ研の次のテーマは、神崎先輩の予告どおりだった。

『好きな人には、美味しいって嘘をついてほしい?』

 ホワイトボードの中央に、かなり大きな字で書かれている。

「先輩」

「何?」

「絶対楽しんでますよね」

「研究を?」

「俺の失敗を」

「半分」

「残りは」

「かなり研究向きだと思った」

「半分の配分おかしくないですか」

「いつものこと」

 陽菜が横で笑っている。

「でも私もちょっと気になる」

「何が」

「悠真が本当にどう思ってるか」

「昨日話しただろ」

「まだ分からないって言ったじゃん」

「今日一日で答え出ると思う?」

「そこを考えるんでしょ」

「そうだけど」

 俺はいつもの席へ座った。

 陽菜も隣。

 澪先輩は少し離れたところで本を閉じる。

「料理だけ?」

 澪先輩が聞いた。

「今日は広げるつもり」

 神崎先輩が答える。

「服とか髪とか、プレゼントとか」

「全部?」

「恋人同士ならよくあるでしょ。『これ似合う?』『この髪型どう?』『これ美味しい?』」

「答えに困るやつ」

 陽菜が言う。

「経験ある?」

 俺が聞く。

「あ
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